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冠婚葬祭心得 (新潮文庫)
本, 谷沢 永一
によって 谷沢 永一
4.3 5つ星のうち 3 人の読者
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内容(「BOOK」データベースより)人間生きていくにあたって一番苦労するのは、人とのつきあい方でしょう。誠意を尽せば、という方もいらっしゃいましょうが、相手にそれを伝えるには適切な作法が必要です。いえ、そんなに難しいものではありません。ちょっとした心得の勘所さえ知れば、あとは自由自在となります。作法の根本は“人間の気持”だからです。人間観察の達人による、理に適った礼儀作法指南エッセー。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)谷沢/永一 1929(昭和4)年、大阪市生れ。関西大学大学院博士課程修了。専門は書誌学、日本近代文学。関西大学文学部教授を経て、名誉教授。評論家としても多方面で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ファイル名 : 冠婚葬祭心得-新潮文庫.pdf
以下は、冠婚葬祭心得 (新潮文庫)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
冠婚葬祭のハウツー本は多数ありますが、作法の根幹にある人間の心情に焦点を当て、人と付き合う方法という観点から冠婚葬祭を捉えた本書は貴重です。この視座からの考察では、谷沢氏には『人間通と世間通』(文春文庫)等の人間通シリーズの実績があり、その冠婚葬祭論となれば学ぶところは大です。冠婚葬祭の心得には焼香の仕方や服装といった形式のことも含まれますが、人生の節目である冠婚葬祭の作法が人との付き合いをするうえでの作法の根幹に当たるという点が重要です。こちらの誠意を伝える際には適切な作法が必要であり、逆に作法を踏まえれば相手にこちらの気持ちを汲んでもらいやすくなります。人間は社会で生きる宿命にあり、人の世で最も心を悩ますことが人と付き合う方法である以上、本書の価値は実学的に計り知れないものがあります。例えば、「弔問(P.20)」での「(略)亡くなったと聞けば捨てておけないという知りあいがかなりある以上、その弔問を一挙に片付けるためには、やはり葬儀が必要である(P.21)」という指摘には頷けます。故人の遺志等で敢えて葬儀を執り行わないことの負の側面は重々、考える必要があります。「親と子(P.54)」における「(略)ようやくにして挙式の段取りになったとする。その場合、花婿花嫁が真っ先に考慮すべきは両家の親の社会的立場である。幸いにして親が健全である場合、親には親の社会的立場という重大な要素がある旨を、子たるものは真剣に考慮すべきである(P.54)」との指摘の大切さを再認識されられました。無論、親の立場と子の立場は異なるので、いずれを優先するにせよ毅然とした対応を執らなくては筋が通りません。「或る人が一人前になったということは、冠婚葬祭の儀礼に処する方法を心得た、という段階を意味すると考えてもよいでしょう(P.4)」という「まえがき」の一文を踏まえて読みたい本です。
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